売却前に準備しておく必要書類
不動産売却をスムーズに進めるためには、必要な書類を事前にそろえておくことが欠かせません。書類の不備は契約の遅れやトラブルにつながるため、売却活動を始める前に必ず確認しておきましょう。
まず基本となるのは「登記事項証明書(登記簿謄本)」です。所有者や抵当権の有無を証明する書類で、法務局で取得できます。次に「固定資産税納税通知書」。売却時には固定資産税を日割りで精算するため、この書類が必要です。
戸建ての場合は「建築確認済証」「検査済証」が求められることがあります。マンションの場合は「管理規約」や「修繕積立金の明細書」が必要で、購入希望者に安心感を与える材料となります。また、リフォームや修繕を行った場合は「工事契約書」や「保証書」を用意しておくとプラス評価になります。
本人確認書類や実印、印鑑証明書も必須です。特に相続物件では、相続登記が完了していなければ売却は進められません。相続人が複数いる場合は全員の同意が必要になるため、司法書士など専門家に早めに相談すると安心です。
必要書類を整理しておけば、買主が見つかったときにスムーズに契約へ進めます。事前の準備は手間に感じるかもしれませんが、売却を成功させるための大切なステップです。
